ビールの苦みってどこから来るの?

ビールの苦みってどこから来るの?

ビールといえば「苦い」イメージ。
そもそも苦みってどこから来るんだろう?

ビールの苦みは「ホップ」という原材料が関係しているのにゃ🐾

ビールの苦みはホップという植物によるものです。

じゃあ「ホップ」を使わなければ
苦くないビールができそうだね!
なんでわざわざ使うんだろう??

ホップは苦いだけじゃないにゃ!
おいしいビールには欠かせないのにゃ🍻

この記事では、ビールの苦みのもとである「ホップ」の秘密に迫っていきます。

ホップってどんな植物?

ホップの写真

ホップとは、アサ科のつる性の植物で、
1年で7~8mくらい伸びるのだとか。

ビール造りで使われるのは、
松ぼっくりのような見た目の
「毬花(まりはな)」という部分。

国内では夏ごろに収穫され、
固形状のペレットやエキスなどに
加工して使われるのが一般的です。

有名な産地はドイツやチェコ!
国内だと東北や北海道が有名にゃ🐾

関連記事
image
旬の味!とれたてのホップの香りを楽しめるビール※この商品は2024年11月5日より全国発売されている限定商品です。すでに完売・販売終了の可能性もございますので……

苦いだけじゃない?ホップの役割

ホップの毬花(まりはな)を割ると、
中から黄色の粉がでてきます。

ルプリンと呼ばれ、この成分が
ビールの苦みや香りのもとになるのです。

苦いだけじゃなくて、
香りのもとにもなるの?

ビール全体の風味はもちろん、実はいろんな役割があるにゃん!

ホップの役割
  • ビールの苦み
  • ビールの香り
  • 泡もちアップ
  • 澄んだクリアな見た目
  • 殺菌効果

麦のタンパク質とホップの成分がくっつく
ことで泡もちを良くしたり、
濁りを沈めてクリアな見た目にします。

また、防腐や殺菌効果があるといわれ、
現在のような長期保存が難しかった
時代にはとても重宝されていました。

IPA(インディア・ペールエール)は、
18世紀ごろ、イギリスからインドに
ビールを運ぶ際、腐らないよう大量に
ホップをいれたことがきっかけで誕生
したビールなんだって!

昔はホップを使わないビールが主流だった?

ビールそのものは、少なくとも
紀元前3000年ごろから歴史があります。

しかし、ホップを使うようになったのは
8~13世紀ごろといわれ、
本格的に広まったのは15世紀以降。

それまでは、ハーブやスパイスを使った
「グルートビール」が一般的だったのです。

ホップを使うと、長持ちするおいしいビールになったことからだんだん広まっていったのにゃ🍻

1516年には、ドイツで「ビール純粋令
(じゅんすいれい)」という法律が制定され、
「ビール は、 麦芽 ・ ホップ ・ 水 ・ 酵母 のみを原料とする」と明記。
これが現代のビールの定義にもなっています。

ビール純粋令 (ビールじゅんすいれい、 ドイツ語: Reinheitsgebot)とは、 1516年 4月23日 に バイエルン公 ヴィルヘルム4世 が制定した法 [1][2]。 「ビール は、 麦芽 ・ ホップ ・ 水 ・ 酵母 のみを原料とする」 という内容の一文で知られる。 現在でも有効な食品に関連する法律としては世界最古とされている [1]

ビール純粋令 – Wikipedia

※ホップを使ったビールの登場時期については諸説あります。

ホップにはいろんな種類がある

ホップの種類は大きく分けて3つあります。

ホップの種類特徴ホップの品種例(産地)
ビターホップ
(ビタリングホップ)
苦みが強いマグナム(ドイツ、アメリカ)
アロマホップ香りが華やかカスケード(アメリカ)
ファインアロマホップ苦みが穏やかで上品な香りザーツ(チェコ)
ホップの種類、簡単にまとめ

苦みの強さはもちろん、香りでも
柑橘系からフローラルなものまで様々。

どのホップを選ぶかでも
ビールの個性を左右するのです。

ビール選びではどんなホップを使っているかも大事なんだね!

ホップの種類がわからなくても、

などの商品の特徴から
ビールを選んでみると、
好みのビールに出会いやすくなりますよ✨

まとめ

  • ビールの苦みは「ホップ」という植物によるもの
  • つる性の植物で7~8mくらい伸びる
  • ビール造りでは「毬花」という部分を使っている
  • 苦みや香り、泡持ちや保存性アップなど様々な役割がある
  • 品種によって苦みや香りの感じ方が違う

ホップは苦みのもととなる植物です。
苦み以外にも、おいしいビールにする
様々な役割があり、ビール造りでは
かかせない原材料となっているのです。

苦いだけじゃないって知ってくれたら嬉しいにゃ🐾

苦みが強いビター(ビタリング)
ホップや、香りの強いアロマホップ
などいろんな種類のホップがあるよ!

ビールを選ぶ際は、
どんなホップを使っているのかも
ぜひ注目してみてくださいね!

関連記事
image
ビールの材料ってなに?ビールのきほん:初心者むけビールって何からできているんだろう。そんな、ビールの基本的な原材料について、わかりやすく解説します。……

参考:ビールの「ホップ」が果たす役割って?ホップの歴史も紹介|CHEER UP! 毎日のワクワクした暮らしを応援するポータルメディア【ホップとは?】ビールメーカーが解説する「ホップの基礎知識」 | よなよなエール公式ウェブサイト「よなよなの里」

※お酒は20歳をすぎてから!飲みすぎず、マナーを守って楽しみましょう。
※妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児、乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。
※たった1口でも飲酒運転です。絶対にやめましょう。

トップへ
error: Content is protected !!